LED電球・蛍光灯電球の「ワット相当」と「ワット」の違い
蛍光灯電球やLED電球の場合、
ワット相当(明るさ)と、ワット(消費電力)と
2種類の表示があります。
この場合、
ワット(W)=電球の温度
ワット相当 =明るさ
と考えていいです。
つまり、
ワット(W)=電球の温度
という大原則は崩れません。
60W相当、消費電力12W
と書いてあれば、
電球の熱さ=12W
明るさ=60W相当
です。
電球が暗いと思われたくない!
電球が明るいことを誇示したい!
というメーカーの気持ちの表れが、
ワット(W)相当
という新しい表示方法を生み出したのです。
明るさは、60ワットの白熱電球に相当します。
しかし電球の温度は、たった12W・・・
ってことです。
つまり、12Wの白熱電球程度にしか熱くなりません。
明るさは60Wの白熱電球に匹敵するほど明るいのに、あんまり熱くならないんですね!
しかも、「熱さ=消費電力(電気代)」ですから、
電気代も12Wしかかからない!
明るいのに、熱くもならない、電気代もかからない
これが
高価なLED電球、蛍光灯電球の「売り」なんです。
なので
40Wまで!
と、書かれてる照明器具に、60W相当の明るさのLED電球を取り付けたとしても、たぶん消費電力は10Wそこそこなので、大丈夫!
照明器具は全然熱くならず、充分に熱に耐えることができ、電気代も安くなります
まさに
いいことづくめ!
・・・
のように思えるかもしれませんが
・・・
実は
粗悪なLED電球では、熱くならないはずの電球(特に根元部分)が非常に高温になることがあります。
長持ちするといわれているLED電球ですが、根元の異常発熱のせいで、周囲の部品が壊れたり、跳ね返りの熱でLED電球自体が壊れてしまうこともあるようです。
気をつけましょう。
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