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日本発祥のかっこいいダンス

日本のポップカルチャーというとアニメが有名ですけど、ダンスだってなかなかのもの。

この日本のダンス文化、思うに、昭和時代のディスコによって発展したところが大きいのではないでしょうか。

とにかく、日本発祥のダンスはかっこいい!

1.ファンキーフルーツ(博多バージョン、導入部はロボット)

ファンキーフルーツは、チームで振り付けシンクロさせて・・・ という踊りではありません。DJの選曲を体で感じつつ、ソロ、アドリブで踊ります。起源はアメリカ発祥のロッキングとも言われているようですが、1970年~1980年、日本各地のディスコでアレンジされながら独自の発展を遂げました。ダンス・スクールなんてなかった時代、誰もが自分のセンスだけを頼りに踊っていたのだと思います。つまりファンキーフルーツというスタイルは上手な人たちの才能によって自然に確立されていったわけで、うまく踊れる人は各ディスコに1~2人程度だったとのこと・・・。曲によってはその1~2人だけがフロアに残り、ショータイム状態になることもあったそうです。その後、バブル期に誕生した大型・大衆化した(ジュリ扇・パラパラダンス全盛期の)ディスコには全くなじまず、ファンキーフルーツを踊る人は1990年までにほぼほぼ絶滅、映像もあまり残っていません。ちょうどそのころ、ファンキーフルーツの衰退期に重なるようにして現れたのがストリートダンス。しかし、アドリブで踊るファンキーフルーツと比べると、チームで合わせておどる様子はどうみても練習の発表会・・・ガキの踊りにしかみえませんψ(`∇´)ψ。ファンキーフルーツには東京、大阪と日本全国で少しずつ違うバージョンがあるようですが、個人的にはこの博多バージョン(胸を張らない!腰をくねらせない!)が一番かっこいいと思います。今、日本一のダンサーでも、かっこいいファンキーフルーツは、まず、踊れないでしょう。

 

2.ウルトラバスストップ(ステップダンス)

1970年代のディスコには、ヨーロピアンスタイルのスーツで身を包み、革靴でステップを踏む大人たちがたくさんいたそうです。フロア全体でみんなでステップを合わせるわけですから、ちょっとでも間違うと即退場だったとか(笑)。ところが1980年になると雑誌ポパイなどの影響でアメリカンスタイルのファッションが大流行。革靴はスニーカー、バギーはチノ、踊る場所はフロアからストリートへと変わっていきました。ダンスは、夜のディスコから陽のあたるストリートへ。革靴ではなくスニーカーを履いて踊るスポーツになっていったのです。居場所を失った革靴の大人たちは何処へ・・・(/□≦、)。うわさによるとこのウルトラバスストップの他にも「恋のショック(Desperately)」にあわせる、相当にかっこいいステップがあったそうです(ネットにあるやつではありません)。知っている人いませんか?

 

3.フリーチャチャ(横浜バージョン)

社交ダンスのチャチャチャは、いろいろな形でディスコ用にアレンジされていますが、横浜本牧で誕生したのが、このフリーチャチャ。今でも多くの映像が手に入ります。現在のフリーチャチャは、3泊半と4泊目にダブルでアクセントが入り、5拍目で右足を後ろに引くようですが、このビデオに記録さえているフリーチャチャは、アクセントは4拍目のみ。そのかわり4泊半で右足を引いています!ちょっとした違いですが、4拍半での右足の動き、すごくカッコいいです!

 

ダンスの技術自体は今のほうが昔よりも高度になってきていると思います。しかし独創性という点においては今より昭和時代のほうが上をいっている気がします。

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