google.com, pub-4426889494877513, DIRECT, f08c47fec0942fa0 プラズマクラスター・マイナスイオンの正体 (一般向け): 虹と雪、そして桜

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2015/07/04

プラズマクラスター・マイナスイオンの正体 (一般向け)

2002年ごろ、プラズマクラスターなどの商品名で、そのブームのピークにあった「マイナスイオン」。

その後、「マイナスイオンの効果に科学的な根拠はない」との薬事法による行政処分をうけ、ブームは一気に過ぎ去ってしまいました。

しかし・・・

マイナスイオンって、いったい何だったのでしょう?

管理人も、(英文の資料など含めて)いろいろと調べましたが

結論を先に言うと、はっきりしません。

何と正体不明なのです。

正体がよくわからないままいろいろな商品が販売されていたとは・・・

恐ろしいことです!

それでも

さらにいろいろ調べていくと

はっきりした正体は不明なのですが、それらしい「もの」はみえてきました。

この記事では

管理人が行き着いた、最も可能性が高いマイナスイオンの正体を述べてみたいと思います。

結論からいうと、

それは

活性酸素と、その仲間たち

です。

もう少し正確に言うと

酸素が電子(マイナス)を受けとることによって生じる、スーパーオキサイドラジカルイオン(O2-)やオキサイドイオン(O2-)などの、いわゆる活性酸素に関係する一連の酸素イオン群です。

興味がある人のために、活性酸素がどんなものなのか、簡単に説明します。

 

基底状態にある酸素は電気的に中性です。

ところが

酸素の一番外側の電子軌道には電子が入り込む余地があるため、軌道を安定化させるために、電子を受けとりやすい

という性質を持っています。そこで

酸素が電子を一つ受けとると・・・

 

イオンO2-(スーパーオキサイドラジカルイオン)になります。

O2(基底状態の酸素)

↓電子e-

O2-(スーパーオキサイドラジカルイオン)

スーパーオキサイドラジカルイオンはマイナスにチャージされています。

こうして電子をうけとれば、外側の軌道が安定して反応は落ち着きそうなものですが

実は、このスーパーオキサイドラジカルイオン、元の酸素よりもさらに電子を受けとりやすい性質があります。

スーパーオキサイドラジカルイオンがさらに電子を受けとると、O22-(ペルオキサイドイオン)という、さらにマイナスのイオンになります。

O2-(スーパーオキサイドラジカルイオン)

↓電子e-

O22-(ペルオキサイドイオン)

O22-(ペルオキサイドイオン)になって、ようやく電子軌道は安定化します。

ところが・・・

このO22-(ペルオキサイドイオン)、簡単に2つに分裂してしまう性質があります。

すると、

O22-(ペルオキサイドイオン)

↓分裂  

O-(オキセンイオン)

という反応によって、新たにO-(オキセンイオン)が生成されます。

このO-(オキセンイオン)の電子軌道が、またまた不安定で、またもや電子を受けとりやすい性質をもっています。

オキセンイオンが電子を受け取ると、

O-(オキセンイオン)

↓電子e-

O2- (オキサイドイオン)

という反応によって、ついに細胞障害性(毒性)が非常に強いマイナスのイオンO2- (オキサイドイオン)が生成されます。

 

酸素には、このように、周囲の物質から次々と電子を奪いとる性質があるのです。

電子を奪われた方は酸化します。

電子を奪われることを「酸化」といいます。

酸素は周囲の物質を酸化させてしまうのです。

たとえば鉄が酸化されると「サビ」ます。

 

この「酸化」にかかわる一連の反応をまとめると、次のようになります。

O2(基底状態の酸素)

↓電子e-

O2-(スーパーオキサイドラジカルイオン)

↓電子e-

O22-(ペルオキサイドイオン)

↓分裂  

O-(オキセンイオン)

↓電子e-

O2- (オキサイドイオン)

 

このように、

酸素が電子を受けとることによって生じる、これらのスーパーオキサイドラジカルイオン(O2-)、ペルオキサイドイオン(O22-)、オキセンイオン(O-)、 オキサイドイオン(O2-)といった一連の酸素イオングループ・・・

これがマイナスイオンの正体ではないか

というのがこの記事の主旨です。

 

おそらく・・・

マイナスイオンとは、これら一連の酸素イオングループに 、基底状態から活性化された一重項酸素やオゾンをも含む活性酸素の総称と考えていいでしょう。

最後に生成される細胞障害性をもつO2- (オキサイドイオン)もそうですが、

これらの活性酸素には、どれも殺菌作用、除菌作用が期待できます。

これがすなわち、

マイナスイオンの存在 = 「空気がきれい」という理論的背景に結びつきます。

 

マイナスイオンやオゾンというと、なんだか健康にいいような響きがありますが、活性酸素だとすれば、むやみにからだに取り込むべきではないかもしれません。

メーカーは、このマイナスイオンと活性酸素の関係を把握していたのかもしれませんが、活性酸素には、どちらかというと“悪役“としてのイメージが強いため、あえてマイナスイオンという、環境に良さそうな用語を使いつづけたのではないでしょうか?

これらのマイナスイオンが、部屋の隅々までただよい部屋の空気を除菌するというストーリー・・・

なんだかいい感じですが、マイナスイオンの正体を隠したままでは、科学的・医学的な効果を証明できるはずもありません。

一方で・・・

マイナスイオンの主体が活性酸素であるとすれば、完全に科学的・医学的な効果を否定できるものでもありません。

すでに詐欺、誇大広告、薬事法違反というイメージが定着してしまったマイナスイオンですが、

丁寧に研究を続けていけば、何らかのブレークスルーをきっかけに、空気中の細菌、ウイルスを減少させる技術に発展する可能性もゼロではない・・・

たとえば、結核の空気感染を減少させるとか・・・

そういう可能性もないとはいえません。

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