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2重スリット実験 何とも不思議な現実世界

2重スリット実験・・・

こんなにも不思議な実験がこの世の中にあるだろうか?

2重スリット実験とは、

簡単に言うと

「電子ビームを発射して、2つのスリットを通過させたとき、そのうしろに立てたスクリーンにどんな模様ができるか?」

を調べるというシンプルな実験である。

https://remedics.air-nifty.com/photos/hawaii/scattering145104_1280.png

その模様によって「電子が粒子なのか波なのか」調べるという古~い実験だ。

しかし!・・・

この際、電子が粒子か波か???

んなこと、正直

どーでもいい!!!!!

この実験の最高に不気味なところは、

あなたがどこをみているかによって、スクリーンに映る模様が変わってしまう!

という点だ。

もう少しくわしく言うと、

実験者がスリット通過している電子を見ているときと見ていないときで、スクリーンの模様が入れ替わってしまうというのだ・・・

https://remedics.air-nifty.com/photos/hawaii/doubleslitexperiment1473204_1920.jpg

んな不思議な現象がこの世にあっていいのだろうか?

結果[A]になる理由を知りたいと思って、それを解析しようとすると結果が[B]になってしまう!?

これでは実験の結果がなぜ結果[A]になるのか永遠に解決できない。

まるでイカサマのような実験だ。

しかし、イカサマなら種や仕掛けがある。

でも、これは厳然とした物理現象である・・・

これが現実なら、

私たちはなんという不気味な世界に住んでいるのだろう。

こんな奇妙な現象・・・

どう解釈すればいいのだろう?

 

ところが―――!

この到底理解できそうにない現象も・・・

虚数を使った物理法則を使えば、説明できるらしい。

虚数・・・?

そう、あの2乗すればー1になる「あの数」だ。

実は・・・

虚数にも世界観があるらしい。

虚数の世界観???

って・・・何???

いろいろな解説を読んでみてわかってきたこと・・・

それは、虚数には虚数の方向があるということだ。

厳密な話ではない。

なんとなく、マイナスにはマイナスの方向があるような・・・

そんな方向感覚である。

マイナスの方向感覚といわれたら、どのような方向を想像するだろうか?

おそらく、ほとんどの人が想像するのは、

ゼロから左側(プラスと反対側に)に伸びる方向ではないだろうか?

そんな方向が虚数にもあるらしい・・・

その方向とは、縦横高さ(X軸、Y軸、Z軸)のすべてに直行する方向である。

そんな方向、あるわけがない?

でも、2重スリット実験の結果は、その方向がこの世にあることを示している。

結論を少し先に言うと、

虚数の方向とは、

今、わたしたちが住んでいる次元のひとつ上の次元の方向らしい。

こう考えてみる。

わたしたちは、1次元の世界、つまりX軸上に住む生物だとしよう。

そうすると、

虚数の方向とは、

直線の世界に対して直行する、垂直の方向である。

・・・

そう、

自分たちが1次元人のつもりになって考えれば、なんてことはない。

虚数の方向とはY軸の方向である。

これなら想像できる。

1次元人にとって、虚数の方向=時間の方向=Y軸の方向なのだ。

1次元人は直線状の上をX軸方向に動いているつもりでも、実は、XY平面の上を動いていることになる。

Cocolog_oekaki_2016_09_23_12_48X軸の上に住んでいる一次元人は、世界の全体がY軸方向(虚数軸の方向)に動いていることなんて、絶対にわからないであろう。

これをわたしたちの3次元世界にあてはめてみると、こうなる。

わたしたちが住んでいる世界はX、Y、Zの3つの軸からなる三次元世界である。

しかし、この世界全体は、第4の軸、すなわち4次元(虚数軸)の方向に向かって全体が動いている。

三次元人であるわたしたちにはその方向が認識できていない・・・

このような考察が

虚数を考える。

ということだ・・・

虚数を理解するということは、

ひとつ上の次元の感覚、すなわち虚次元の世界観、を考察する

ということである。

・・・で

この「2重スリット実験」の結果である。

この実験の説明に虚数が必要ってことは、

3次元世界だと思っているこの世界が

実は、4次元世界の切り口にすぎないことを示している。

電子は、その4次元空間を移動している。

だから、その動きを虚数で説明できるのだ。

われわれには、その空間や方向がどこにあるのか見当もつかないのだが・・・

この世に4次元なんか、あるわけない!

という人もいるかもしれない。

しかし

この2重スリット実験結果は、われわれが見ることも感じることもできない4次元の方向が、確実に「存在する」ことを証明してしまっている・・・

電子は、間違いなく3次元空間の「外」を通過している。

だとするともう、電子は4次元物質である・・・なんていう話ではない。

おそらくすべての素粒子が、4次元あるいはそれ以上の次元に存在する物質ではないのか。

わたしたちは、その3次元的な切り口をみているのすぎないのだろう。

実は、わたしたちが見たり感じたりできる、このすべての、一見「平凡」な世界―――3次元世界―――は、実はとんでもなく複雑怪奇な高次元世界の「切り口」にすぎない・・・

これが、2重スリット実験が導く帰結である。

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