基礎知識 マイナス水素イオン
マイナス水素イオンとは?
ふつう、水素イオンといえばプラスの水素イオン「H+」のことをいいます。
ところが、水素イオンには、マイナスの水素イオン「H-」もあります。
マイナス水素イオン「H-」は、プロトン1個と電子e−2個の組み合わせです。
電子e−2個をもつ水素イオンです。
水素化物イオン(Hydride)とよばれることもあります。
マイナス水素イオン「H-」の還元力は活性水素(水素ラジカル=電子e−1個の水素原子H、)よりさらに強力であるといわれています。
還元力を比べると、
マイナス水素イオン「H−」>活性水素「H」>水素分子「H2」
の順になります。
このマイナス水素イオン「H−」が溶けている水をマイナス水素イオン水といいます。
ものすごく還元作用(周囲に電子をあたえる作用)が強い(らしい)ことから「超」還元水ともいわれるようです。
しかし・・・
この水の存在には、疑問が呈されています。
マイナス水素イオン(H−)は実在しますが、一般に太陽や恒星の表面など、極めて特殊な環境で生成されるイオンです。
そんなマイナス水素イオン(H−)が、日常の飲料水に豊富に含まれるとは容易には考えられません。
効能を論じる以前に、存在そのものに疑問がのこる水です。
ところが・・・
調べてみると、水としてではなく、粉末(カプセル)として販売されているマイナス水素イオン「H−」があるようです。
どうも、シリカ(珪素)に結合させるとマイナス水素イオン「H−」は地球上でも安定して存在できるらしいです・・・
→「Silica Hydride」(フラナガン水素、マイクロクラスター)
このシリカカプセルを水に溶かすと、電子が大量に放出され、水の還元電位が一気にマイナスに低下し、「超」還元水になると・・・
ちなみに、シリカ自体は消化管からはほとんど吸収されません。
腸管の内側がどれだけ還元されてもなぁ・・・
うーん・・・
コエンザイムQ10とかDHAなど、酸化されやすいサプリメントといっしょに飲めば、吸収されるまでサプリメントの酸化を予防できるかもしれませんけどね・・・
なんか、あやしいマイナス水素イオン水です。
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