Einstein's Right Triangle アインシュタインの直角三角形
アインシュタインの相対性理論をわかりやすく説明してくださいといわれたら、まぁ、典型的には以下のようなことを説明することになるでしょう。
- 光速度不変の原理
- 動いている物の中では、時間が遅く進む
- 動いている物は、進行方向に長さが縮む(ローレンツ収縮)
- 動いている物の重さは重くなる
有名な「E = mc2の式」を導く方法を教えてくださいといわれたら、典型的には、「走行中の列車問題」を使います。
走行中の列車の天井から床に向けて光を発射し、光が床に届くまでの時間や、列車の後方から前方へ発射された光の到達時間を、列車の外からと内部と、別々に計算すると最終的に、あの有名な「E = mc2の式」がでてきます。
しかし
アインシュタインの相対性理論の式は、実はE = mc2ではなく、正しくは
E2 = (m0c2)2 + (pc)2
です。(m0:静止質量、p:運動量、c:光の速さ)
言い換えると、
(総エネルギー)2 = (静止エネルギー)2 + (モメンタム運動エネルギー)2
です。
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