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まるわかり財務分析

 

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たとえばある会社の株を買いたいとき、次のように財務分析を参考にします。

財務分析の指標


PER 20未満がよい

PBR 1未満がよい

ROA 10以上がよい


営業利益の率(ROA)をみる。借金の金利よりROAが高くなければもうからない。ROAが借金の金利より低いと、ROE<ROAとなってしまう。


ROE >ROAがよい


ROEが大きければ大きいほどよい。同じROEならROAが大きいほうが借金が少ない。同じROEならROAが少ないほうが借金が多い。ROAが大きい(借金が少ない)と自己資本率が高い。経営的には安定している。しかし冒険・挑戦・努力が足りないともいえる。投資家としては面白くない。ROAを下げて(借金をして)会社を大きくすれば利益率が増えROEはもっと増えるだろう。ROAを下げたのにROEが下がるようではそもそもその企業は利益を出せていない。同じROAであればROEが大きければ大きいほど挑戦し利益を上げているわけである。

ROEは借金の量と比例するが、借金の金利とは逆相関する。借金があるほどレバレッジが効いてよくもうかる企業になる。ただし、借金が多いと自己資本率がさがるため、経営は不安定になる。ROEとROAの差も借金と相関するが、借金の金利と逆相関する。借金の金利がROAより高くなるとROE<ROAと逆転してしまう。ROEとROAの差が開いているときは、1.借金が多い(自己資本が少ない)が、ROAも大きく、ROA(営業利益)が借金の金利を充分に凌駕しているーレバレッジがバリバリ効かせてもうかっているタイプ、2.借金が少なく、ROA(営業利益)もそこそこ。借金が少ないために借金の金利がほとんどない。つまり、大きく儲からないが堅調な企業タイプ。ROEとROAの差が小さいときは、1.借金が少ないが、ROAも低すぎて、ROAが借金の金利を大きく超えるに至っていない、経営安定しすぎタイプ、2.ROAはそこそこあるが、借金が多すぎて借金の金利がROAに迫っているーアップアップ企業タイプ。


自己資本率 70%以上がよい


自己資本率が大きいと、ROEとROAは開大しにくいが、それでもROEとROAが開大していれば、ROAが大きい証拠。自己資本率が小さいなら、ROEとROAが開大するのがあたりまえで、逆に開大していなければ、ROAが十分でない証拠。つまり、ROAは大きければ大きいほどいいのであるが、大きなROAであっても、自己資本率が小さい場合は、ROEとROAの差が開大していなければほんとうに大きいとはいえない。一方、ROAが小さくみえても、自己資本率が高い場合には、ROEとROAの差が開大していれば、ROAは実は充分だといえる。大きなROAで、自己資本率も大きなときには、ROEとROAの差にかかわらずROAは大きいとみなせる。小さなROAで、自己資本が小さな場合には、ROEとROAの差が開大していない限り、ほんとうに小さい。


営業CF プラスがよい

投資CF マイナスがよい

財務CF マイナスがよい

営業利益 売上高の10%以上がよい

 

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