« この世でいちばんわかりやすいキャッシュフロー計算書の話 | トップページ | この世でいちばんわかりやすい減価償却費の話 2 »

この世でいちばんわかりやすい減価償却費の話 1

 

☜この記事をシェアする

 

資産 vs 消耗品

減価償却とは、節税に関係することばですが・・・

この減価償却を理解するためには、まず、「資産」と「消耗品」の違いを知らなければなりません。

極論すると、

「消耗品とは、使い切ってしまうもの。消耗してしまうもの」

「資産とは、使い切らず、売却益がねらえるもの」

です。

購入したものが「資産」か「消耗品」かによって、会社が支払う税金に違いがでます!

まず、この点を理解しましょう。

会社の利益(所得)から、資産を購入した場合と、消耗品を購入した場合では節税効果がかわってくるのです。

基本的に、

資産を購入した場合、手元に残るお金が減るため、その分、会社の利益(所得)が減ったようにみえます。

しかし、実は、そのお金はなくなったわけではなく資産に変身しただけですので、利益(所得)が減ったとはみなされません。

すなわち、課税所得に変化はおこらず、まるで資産を購入しなかったときと同じように課税されます。

たとえば、500万円の資産を購入すると、手元から現金500万円がなくなっているのに、減っていないかのように課税されます。

資産購入に要したお金は経費(必要経費、損金)に計上されないということです。

この「経費(損金)」に計上できない!というのが資産購入の注意点です。

経費(損金)に計上できない → 節税になりません。

考え方としては、会社の利益(所得)から資産を購入した場合は、会社の資産である現金(貯金)から資産を購入したのと一緒でしょうということですね。

バランスシートのところでも解説しましたが、資産である現金(貯金)で新たな資産を購入しても、会社の総資産は増えません。現金(貯金)という資産が、新しい資産に変身しただけとみなされます。

(続きは下)

 

☜この記事をシェアする

 

(続き)この世でいちばんわかりやすい減価償却費の話 2

« この世でいちばんわかりやすいキャッシュフロー計算書の話 | トップページ | この世でいちばんわかりやすい減価償却費の話 2 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« この世でいちばんわかりやすいキャッシュフロー計算書の話 | トップページ | この世でいちばんわかりやすい減価償却費の話 2 »